モザイクタイルの町 笠原
帝国ホテルのタイルも作った
日本一のモザイクタイルの町
オザワモザイクタイルの拠点は、美濃焼で知られる美濃地方の笠原町(現多治見市)にあります。
江戸時代から〔笠原茶碗〕と呼ばれる飯茶碗を多く生産し、茶碗の町として知られていました。
そして今では、モザイクタイルの生産高全国No.1なのです。
資料によると、周辺でのタイル製造は大正時代から始まったといわれています。
タイル生産への道へ進む一つの契機は、関東大震災でした。
大正12年に建てられた丸ビルは、全体をクリーム色のタイルで装飾されていて、
震災でも無傷だったそうですが、多くの木造建築は焼失しました。
それをきっかけに耐震・耐火に優れた洋風建築が増え、国内需要も増加。
茶碗からタイルへ転向したところも多く、生産会社が一気に増えたのです。
昭和初期には釉薬を施した磁器モザイクが笠原で誕生し、これが現在の美濃焼タイルの源流だと言われています。
昭和30年代に入ると、アメリカやヨーロッパなどへの輸出も盛んに行われました。
マジョリカタイルやレリーフタイルなど、バリエーション豊かなタイルは、家庭はもちろん銭湯やあの帝国ホテルの建築にも使われました。
今では生産されていないものなど、希少なモザイクタイルは町内にある〔モザイク浪漫館〕で見ることができます。
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